既に生産が終了してしまっているお菓子5選 | 有名どころからニッチなお菓子までランキング形式でご紹介

美味しい食べ物やお菓子はたくさんありますが、企業側もビジネスとして販売をしている以上、やむをえずに生産を終了してしまうものがたくさんあります。今回は食べ物の中でもお菓子に絞り、生産終了してしまい今はもう手に入らない「幻のお菓子たち」をご紹介します。日本国内で親しまれていた名品から、知る人ぞ知るニッチな逸品まで計14種類を一気にご紹介します。さあ、その歴史に触れてみましょう。

1.サクマ式ドロップス

サクマ式ドロップスは、清涼感のあるハードキャンディーで、爽やかな風味が特徴でした。今では珍しいかもしれませんがサクマ式ドロップスは、基本的に缶の中に入って販売されていた飴になります。ドロップを口に含むと、ひんやりとした風味が口の中に広がり、暑い日や疲れたときにさっと気分をリフレッシュさせてくれました。そのシンプルな味わいと使い勝手の良さが多くの人々に愛されました。ジブリの名作『火垂るの墓』にも登場しているため、海外の方からの知名度も高いのではないのでしょうか。

しかしサクマ式ドロップスは生産終了となってしまいました。その原因は公表されていないものの、おそらく需要の低迷ではないかと考えられます。サクマ式ドロップスの生産終了と同時に製造元であったサクマ製菓株式会社も廃業を公表しております。HP自体は今もなお残っておりますが、懐かしの味がこうやってひとつ消えてしまうのは悲しいですね。(http://www.sakumaseika.co.jp/)

多くのファンがその爽やかな味わいを懐かしんでいるサクマ式ドロップスですが、このサクマ式ドロップスには似て非なる「サクマドロップス」という製品があります。名前もほとんど同じなのでややこしいですが、元々は佐久間製菓という大きな会社があり、そこの暖簾分けとして似て非なる2つの製品が現れた。その結果片方は販売終了となってしまったが、「サクマドロップス」の方は残っているとのことでした。まったく同じではないものの、味は類似しているようなので気になる方はぜひサクマドロップスを手にしてみてはいかがでしょうか。

2.トーマスチューイングキャンディ

トーマスチューイングキャンディは、ガムのような見た目をしている四角く細長いキャンディーです。正式名称は「きかんしゃトーマスとなかまたちチューイングキャンディ」とのことで、ロッテより販売されていました。口に入れると、ガムより少し硬いような独特の食感と、フルーティーな香りが広がります。トーマスチューイングキャンディは子供から大人まで幅広い世代に親しまれ、特に子供へのお菓子として人気を博していたイメージです。。しかし、現在ではその姿を見ることができなくなりました。

生産終了した理由は公式には明らかにされていませんが、こちらもおそらく需要の低迷ではないかと考えられます。幼い子向けの競合となるお菓子が多く販売された結果、生き残ることができなかったのではないでしょうか。2023年に販売停止されたこともあり、トーマスチューイングキャンディの美味しさを懐かしんでいるファンも多いでしょう。

3. 森永チョコフレーク

森永チョコフレークは、チョコレートとコーンフレークを組み合わせたコーンフレークの派生菓子です。チョコレート好きにとっては、その贅沢な味わいはたまらないものでした。広い世代から人気を博しており、そのまま食べるも良し、牛乳の中に入れて食べるも良しとさまざまな楽しみ方がありました、私も小中学生くらいの頃は朝ごはんとして食べていたような記憶があります。

しかし、そんな森永チョコフレークも生産終了となりました。その理由は明言されていませんが、需要の低迷ではないかと考えられます。それこそ似たような商品が多く登場したこともあり、売上の観点からも厳しい状態が続いてしまっていたのではないでしょうか。多くのファンがその美味しさを懐かしんでいます。

因みに森永チョコフレークに関しては、形状を大きく変えてバー状の状態になり森永から同一の商品として販売自体はされているようです。ただ以前のようなコーンフレークの形での販売は、おそらくないのではないかと思われます。

4. わたパチ

わたパチは、綿菓子のようなふわふわの食感と、甘酸っぱい味わいが特徴のお菓子です。一口食べると、口の中で溶けていくような軽やかな食感と、ほどよい甘さが口いっぱいに広がります。口に含むとぱちぱちと音がするのも人気の理由のひとつでした。気になるその理由ですが、キャンディーには炭酸ガスの気泡が含まれており、キャンディーが溶けることでこれが一気に吹き出し、パチパチと弾けた音が出る原理となっていたようです。わたパチには炭酸ガスの中でも高圧で冷えたものを使っているため、パチパチとした刺激がかなり激しく、人によっては痛いと感じるほど刺激的です。

特に子供たちに人気があり、1988年に発売されていて長らく愛されていたわたパチですが、今ではその姿を見かけることができません。2016年に公式サイトから生産終了が発表されてしまい、とても残念です。

5. チューペット

チューペットは、前田産業から販売されていたポリエチレン詰清涼飲料の一種です。その特徴は、清涼感溢れる果物の風味が楽しめることです。小さな容器に詰められたチューペットは、暑い夏には特に人気がありました。飲料のままそのまま飲む方も多いかもしれませんが、夏場にはそのまま冷蔵庫に入れアイスとして食べるような楽しみ方もありました。

しかしチューペットも生産終了となりました。その理由としては、需要の低迷や販売戦略の変化が挙げられます。また健康志向の高まりにより、清涼飲料市場の縮小も悪影響を及ぼした可能性があります。

生産終了してしまった5つのお菓子はいかがでしたでしょうか

どれも時代を彩った名品であり、多くの人々の記憶に残るお菓子です。生産終了という悲しいニュースにも関わらず、その美味しさや独特な魅力は今もなお多くの人々の心を捉えています。これらのお菓子がいつか復活する日を、多くのファンが待ち望んでいます。

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